2008年2月11日 (月)

展望現代の詩歌

明治書院の『展望現代の詩歌』短歌Ⅰ、同Ⅱ、同Ⅲを入手。
Ⅰは平成19年3月、Ⅱは平成19年6月、Ⅲは平成20年1月刊行である。

『展望現代の詩歌』は、戦後の詩歌を俯瞰するという企画。
短歌篇は3冊。前川佐美雄、坪野哲久から俵万智、辰巳泰子まで、54名の歌人が収録されている。

幸運なことに、私も載せていただいた。有り難いことである。
中丸宣明(なかまるのぶあき)氏の執筆。
16頁という分量は、今までの加藤治郎論で最長のものだと思う。
驚くことに「人と足跡〔歌人以前〕」という項で、3頁に渡って、私の生い立ちが記されている。新聞等に掲載された私のエッセイが元になっているが、断片的な情報から、くっきりと人物像が見えてくる。確かに、歌人となる道筋があったのだ、と思わせる。
今までこういった評伝的アプローチはなかったので、新鮮であった。

これは、他の歌人論もそうである。知らなかったエピソードがふんだんに織り込まれていて、読み応えのあるシリーズとなっている。

短歌Ⅲには、岡井隆、岸上大作、高野公彦、福島泰樹、三枝昂之、河野裕子、永田和宏、小池光、道浦母都子、松平盟子、栗木京子、小島ゆかり、坂井修一、水原紫苑、米川千嘉子、加藤治郎、大辻隆弘、俵万智、辰巳泰子を収録。

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2005年6月 5日 (日)

続春日井建歌集

国文社現代歌人文庫『続春日井建歌集』を読む。本書は、氏が逝去の直前、自身の手で編纂を終えたものである。『白雨』が完本。『青葦』以降の自選歌集となっている。

ところで、歌論に「口語のかおる部屋のサニー・サイド・アップ──加藤治郎」が収録されていた。6頁に渡る。胸がいっぱいになった。最後の最後までお世話になりっぱなしであった。

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