『雨の日の回顧展』
第七歌集『雨の日の回顧展』、5月7日刊行です。
☆
よろこびは即興にまたかなしみは細心に描くひとの心は
弟は鏡の裏の錆をいうそれはわたしのとおい砂浜
獏の腹裂くゆめをみたあかときは洪水のようなわたくしである
破裂する前の頭にみちている車輌はたまらない明るさだ
デジタルは空洞ばかりの街だろうとっぷり撓む水銀のたま
☆
お申し込みは、短歌研究社へお願いいたします。
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第七歌集『雨の日の回顧展』、5月7日刊行です。
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よろこびは即興にまたかなしみは細心に描くひとの心は
弟は鏡の裏の錆をいうそれはわたしのとおい砂浜
獏の腹裂くゆめをみたあかときは洪水のようなわたくしである
破裂する前の頭にみちている車輌はたまらない明るさだ
デジタルは空洞ばかりの街だろうとっぷり撓む水銀のたま
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お申し込みは、短歌研究社へお願いいたします。
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次の5冊を選びました。
・奥田亡羊『亡羊』(短歌研究社)
・米川千嘉子『衝立の絵の乙女』(角川書店)
・岡井隆『家常茶飯』(砂子屋書房)
・高島裕『薄明薄暮集』(ながらみ書房)
・大滝和子『竹とヴィーナス』(砂子屋書房)
宛先も差出人もわからない叫びをひとつ預かっている
奥田亡羊『亡羊』より。痛ましい現代を受けとめる強烈な自我がある。
心の闇、ではなく心は闇である人の世に咲く巨大朝顔
米川千嘉子『衝立の絵の乙女』より。無名の個人の悲哀と闇を歌う。
わが墓はわたつみにこそあるべけれかく信じたるをとこをみなあはれ
岡井隆『家常茶飯』より。岡井は、短期間の書き下ろし歌集、過去の作品と新作を編集した歌集など、歌集の様式そのものを問いかけている。
高島は和歌の部立で意欲的に構成。日本の原像に迫る。
大滝の孤高のポエジーは健在だ。
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現代詩文庫短歌俳句篇『塚本邦雄歌集』が刊行となった。
全歌業からの選歌集である。
本当に美しい本である。
現代詩として現代短歌を読むこと。
あるいは、現代詩の読者に、どう現代短歌が読まれるか。
現代詩文庫501番『塚本邦雄歌集』。この500番台の動きに注目したい。
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第6歌集、『環状線のモンスター』は、角川書店から刊行。
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200605000220
真夜中に剥がれる皮のなめらかに環状線を離れて迷う
生活している日常空間から、視点をほんの少しずらすことによって見えてくる恐怖や悲劇。現代に遍在する「怪物」をメロディアスな言葉に乗せて暴いていく――。
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